皮膚外科|小川皮膚科|加古川市平岡町の皮膚科

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皮膚外科

皮膚外科|小川皮膚科|加古川市平岡町の皮膚科

皮膚外科

皮膚外科

皮膚科はあまり知られていませんが、もともと外科的処置の多い科です。外科と言えば一般的には消化器外科、呼吸器外科や整形外科を思い浮かべる方々も多いと思いますが、傷の治療から、皮膚腫瘍、やけどなど皮膚科医が担当する外科分野も多いのです。

日常生活においても、傷を負うことはよくあります。傷と一言で言っても、その内容はすり傷・切り傷から、腱や骨まで達しているものまで様々です。傷を扱う診療科も、皮膚外科だけでなく、整形外科や形成外科、一般外科など、多岐にわたりますが、皮膚表面の傷をきれいに治す専門科と言えば、皮膚外科になります。傷が深くて腱や骨、関節などが損傷しているかもしれない場合には、整形外科が扱います。何科を受診するか迷った場合は、まずご相談ください。当院では、皮膚にとどまるけがでしたら、きれいに治るように適切な治療をいたします。

ほくろ(色素性母斑)

ほくろは、正式には色素性母斑と言い、皮膚の一部にメラノサイトという細胞が集まってできたものです。治療には手術による切除が必要となることが多いです。また、ほくろは皮膚悪性腫瘍、特に悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別が大切です。悪性黒色腫はリンパ節に転移しやすく、進行の速いことが多いため、悪性度が高いです。短期間で急に大きくなったり、色が濃くなったり、色素が周りの皮膚に染み出してきたり、硬化してきたような場合は注意が必要です。気になるほくろが見つかったら、早めに皮膚科を受診しましょう。気になるほくろは切除し、病理検査で悪性細胞の有無を調べることが可能です。

粉瘤(アテローム、表皮嚢腫)

粉瘤(アテローム、表皮嚢腫とも呼ばれます)は、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってしまってできた腫瘍(嚢腫)の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には排出されないので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。身体のどこにでもできますが、特に顔、首、背中、耳のうしろなどにできやすい傾向があります。やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、そこから臭くてドロドロしたネリ状の物質が出てくることがあります。良性の腫瘍でありますが、放置するとサイズが拡大したり感染を起こすことがあります。感染を起こす前であれば、外科的に切除を行い完治が可能ですが、感染を起こした場合は、緊急に粉瘤の表面皮膚を切開して、嚢腫内の膿性内容物を排出させることを優先します。

巻き爪、陥入爪

巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に湾曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。巻き爪が進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込んでいき、次第に炎症や痛みを引き起こすようになります(陥入爪)。さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になるケースもあります。
症状が軽度であれば、テーピングで治療を行いますが、テーピングで難治の場合や症状が強ければ、陥入爪を矯正する手術やフェノール法で爪の一部を抜爪する手術が必要となることがあります。